問うてくだされ!

ある求人広告の中で、一際輝くこの一節。

留学経験者歓迎、□□□□□

私が理不尽極まりないと感じたそのお答えとは、

留学経験者歓迎、語学力不問

でした!

留学斡旋(あっせん)業者の広告だったと記憶しております。とりあえず
笑っていただきたいのですが、その後にじっくりと考えてみましょう。

留学斡旋業者の求人ですから、当然海外留学の経験者を欲しがるわけです。
これから留学をしようとする学生さん達のサポートをする業務である故、
従業員自身に留学経験があれば、大きなプラスとなりますね。当然
ながら「学生さんが海外に行ったら終了、はいさよなら」ではなく、
渡航先での生活の準備をお手伝いするのも重要な仕事。現地での生活に
関する情報を与え、注意事項等を具(つぶさ)に伝えなくてはなりません。
そこで、です。最もこの仕事に適任だと言えるのは、ある国に留学し、
それを遊学ではなく留学として完遂した者。主に大学での学業に加え、
現地での生活に適応し、文化を学び、実りの多い学生生活を送った者で
あるはずです。ある土地で充実した生活を送ろうというなら、現地の
言葉を使うことができるのは、まさに前提条件であることに疑いはあり
ません。にもかかわらず、その語学力を問わないとはどういう了見か?
「とりあえず海外に行ったことのある人」程度では、一人の人間の将来を
左右する、貴重な留学のサポートなどできるはずがありません。

実際のところ、日本人が海外留学するとなれば、語学留学がかなりの
比率を占めるでしょう。そうではなくとも、滞在中に語学力を上げることが
最優先事項の一つである、そういったケースは非常に多いと言えます。
将来留学したい、あるいは英語圏に滞在して英語力を上げたいと思って
いる皆さんに、一つだけ誤解して欲しくないことがございます。

英語圏の国に行く=英語力が格段に上がる、という都合のいい等式は
成り立たないということです。結局のところ、高い意識を持ち努力した者
のみが、その等式を証明できるのです。海外に留学しても、日本人同士で
つるむばかりの学生。日々触れる新しい語や表現を習得しようという意識が
薄く、結局留学前の手持ちの武器のみに固執して、語学力の伸びが非常に
鈍い学生。表面的な楽しみのみにかまける学生。一人や二人ではないのです。
件の求人広告を出した企業は、そうした「経験者」を人材だと捉えている
のでしょうか?人を雇おうという立場にありながら思考力が欠けすぎている、
そう思えてなりません。

中高生、大学生の皆さん!しっかり考え、一貫性のある意見・主張を持ち、ぶれない
人間性を確立する。まずは母国語でこれらを実践することこそ、将来の備え
になるのです。強固な礎(いしずえ)が自らの中に培われいるなら、留学だろうが
就職だろうが思うままのはず。いわば人生の本質とも言うべきもの、しっかり見つめて
歩み続けて欲しいと切に願います。

御機嫌よう!

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