一言の破壊力 その三十四

服装や言葉遣いと同様に、教え方や授業にもTPOがございます。
生徒さんの理解度や習得度に合わせるのは基本中の基本ですが、
それのみならず、その日の体調や気分に合わせることも本来は
必須なのです。簡単な例を挙げれば、英会話の生徒さんが喉を
腫らして話すことが辛い場合、聴き取りやディクテーションを
多めに取り入れる。特に小中学生が何かの理由で落ち込んでいる
ような場合、まずは軽い雑談から入って笑わせて、元気を回復
させてから授業を行う等があります。マニュアル通りに、いつ
いかなる時も同じ型にはまった授業しか与えれらないなら、生徒
さんは教材を使って自分で勉強しているのと同じですよね?せっかく
人対人の機会があるならば、それを最大限に活かして気配り目配りを
し、その日その時の生徒さんとしっかり向き合うべきなのです。

しかしどんな時・場所・機会においても当然なのは、「魂を込めて
懸命に教える」ということ。どの仕事においても当たり前のことで
あり、わざわざ言葉にするのも馬鹿馬鹿しいくらい・・・が、しかし!
世にはそれすら行っていない人々というのが、実に残念なことに
存在するのですね。そして更に困ったことに、過去に受け持った
無数の生徒さん達から伝え聞いたのは、学校の先生にそういう類の
人が少なくないということ。

ある日の英語の授業中、英会話セクションを終えて文法の講義へと
展開しました。中学生を相手に「感嘆文」の説明をしていた時の
ことです。whatは「何」、howは「どんな、どれほど」を意味するので、
whatは名詞と、howは形容詞、副詞と組み合わさる・・・という内容を
もっと易しい言葉で説明している最中、生徒さん達の理解度が著しく
低いことに気づきました。既に学校で勉強し終えているはずの分野で
あるにも関わらず、彼ら彼女らのいかにも「初耳です」という反応に
いぶかしく思った私は、こう質問してみました。「学校ではこういう
風に説明されなかったの?」すると一人の女子が、驚くべき返答を
私にぶつけます。

「今みたいに一生懸命教えてない」

いやいや、そういう話じゃないんですけど^ω^; 教えることを生業と
しているはずの人が、生徒達から「一生懸命さが足りない」と評価されて
いるとは一体どういうことなのでしょう?話が長くなりそうですので、
これくらいにしておきましょう。全くもってありがたくない、虚しい
破壊力を持つ一言でした。

御機嫌よう!

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